マグネトロン管見学でマニア心をくすぐられました
教員 赤松です。今日は貴重は体験をしました。マグネトロン管を見学することができました。極超短波治療器は学校にあるのですが、その機器自体を触ることはできません。免許が必要です。二年生にその免許を持っている学生がいます。入学前に仕事している時に免許を取得したそうです。いろいろな経歴を持つ人がいてます。
ずっと以前に極超短波治療器の中を見たことがあります。そのときは大きな機械が中に入っていたのを覚えています。「マグネトロン」というものがそれです。電子レンジの中にも同じものが入っています。極超短波治療器は昔から使われています。周波数は2450kHzのものを使います。医療では、以前に950kHzのものも使われていました。携帯電話に使われている周波数は810MHzの電波ですが、この周波数帯はマイクロ波の領域です。これに近い950MHzのマイクロ波は、工業用の大型の加熱器として利用されています。波長が長いため、水に対する吸収率が少し下がって内部まで浸透するので、大型の物体の加熱に適しているからです。携帯電話を耳に当てて使うことは頭にマイクロ波を照射して加熱しているようなことになるのですが、実際には工業用のマイクロ波レンジが10kwクラスの出力であるのに対し、携帯電話は1mwであり、1億分の1の出力です。このため電波による加熱効果は微少であって、人体に対する影響は微小であるとみなされています。
極超短波を出すものは世の中にいっぱいあります。電気製品からはほとんど電磁波が出ています。昔とは比べものにならないほど、多くの電磁波の中で暮らしていると言えます。極超短波は発がん性についても論文が出ています。否定するものもあれば肯定するものもあります。電波法の改正などもありました。昔使っていたものは使えなくなっていますが、新しく製品として世に出ているものは、使用に耐えるものになっています。人体への影響を知らないと治療として使うことはできません。悪影響が出る可能性があります。知らないことは本当に怖いです。マグネトロン管見学は極超短波治療器をばらすことから始まりました。奈良リハにある機械の中を見るのはこれが初めてです。機械マニアとしては興味がありますが、実際に何か対応できることはないので触ることはありません。K本くんはドライバーでササッとねじをはずしていきます。あっという間に中が現れました。思っていたよりもあっさりとしています。マグネトロン管が二つあり、そこからケーブルが伸びています。それが、導子につながっています。構造としては単純です。 極超短波治療器はマグネトロン管が命です。これがなければ何の役にも立ちません。ただの鉄の箱です。うかつに触ることはできません。壊れたら取り返しがつかないことになります。治療機器を触ることは御法度です。免許のある人ができます。 さすがに手慣れたもので導子の部分もカバーを開けてくれました。いろいろなものがむき出しになっています。見た目とはだいぶイメージが違います。 他の学生は感心していました。ほほ~という感じです。やはり免許を持っているということは強いです。
