どんな技術であってもその基本をおろそかにしては使い物にはなりません。
教員 赤松です。30℃を越える日が続いています。これからもっと暑くなりそうです。
今日は二年生が前期最後の講義日です。来週からは検査・測定実習になります。あっという間にそんな時になりました。放課後に毎日のように実技練習をしています。日増しに緊張感が高まっているように感じます。それだけ必死ということだと思います。考えてみれば、本格的な初めての実習であり、観察ではなく実際に自分で実施するという状況ですから当たり前なのかもしれません。
二年生の講義:運動療法学Ⅲ(AKA-H)の四回目が三・四限にありました。今日は股関節、膝関節が主な部位です。副運動・構成運動(他動・抵抗)をやっていきました。股関節離開は非常にわかりにくかったと思います。どこに指を当てたらいいのかなど難しい技術です。膝関節も大きな部位なので分かりやすい反面、動かしにくい関節でもあります。動かないことを力で動かそうとするとよけいに動かなくなります。
今日はAKA-H関連技術としてANT(関節神経学的治療法:Articular Neurological Therapy)も講義内容に入っています。これは圧迫、牽引などの操作を加え、関節受容器に対して刺激を入れるものです。関節受容器の働きにより軟部組織の緊張が変化し、筋力が強まります。その機序は推測ではありますが、ある程度は理論づけられています。学生が体感できるくらいに変化もあります。でも、治療で実際に使用するにはさらに知識が必要です。そのレベルはまだまだ先のことです。学生は興味を持ってやっていました。いいことだと思います。
奈良リハでは運動療法の技術として、AKA-H:8コマ(16時間)、PNF:8コマ(16時間)、ボバース概念:8コマ(16時間)、そして今年からSJF:8コマ(16時間)を授業科目に入れています。技術の習得が目的ではなく、紹介程度がその目的です。しかし、学生は技術を習得できる、したいということで講義を聴いています。だから、要望ももっとできるように教えてほしいという声が上がります。しかし、実際にはそれは講義の目的を見誤っています。これは今までのいろいろな技術についての担当講師の先生から発せられた言葉です:「ハウツーを覚えても意味がない。けっきょく、道具を使いこなせないままで終わる」。教えもらうことについてそれに見合うほど勉強してきたのなら別な話ですが…。気持ちは分かりますが、そんなに簡単に技術だけがうまくなることはありません。バランスよく勉強してほしいところです。
講義が終わって先生の応接をして今日は終わりです。明日、明後日と暦の上では休みですが、7/21は第一回体験授業がありますので一日出勤です。ここ二週間くらいはほとんど休みなしで働いている感じです。ちょっと疲れ気味です。
