奈良リハをもっと知る-奈良リハよもやま話-


原点回帰

教員 宮崎です。
今日はお休みを頂いていましたが、夜から学校で勉強会がありましたので、18時頃に車で学校へ向かいました。
今日の勉強会は千代先生を講師にお招きして、運動療法についてご講義頂きました。
はじめに、運動療法とADL trainingの位置づけについて、次いで、その橋渡しとなるFunctional trainingについて、その後、運動療法の考え方についてお話いただきました。
講義を通じて一番強く仰っていたことは、目の前の患者を良くすることを必死になって考え続けなければいけないということ、そのために必要なのは決まりきった方法論ではないということでした。

理学療法士がImpairrmentsの治療を行うには、その障害に応じた運動療法を用います。そこにはさまざまな技術があり、なかには多くの時間と努力を費やさなければ習得出来ないものが沢山あります。そして、技術が使えるようになると、それを用いた治療を行なおうと試みます。
私も幾つか技術研修会に参加しましたが、それは良いと思われる技術を使えるようになりたいが為でした。

しかし、そのような技術が使えるようになることは良いことですが、本当に大切なのはそこではないということでした。
同じ障害を抱えた患者様は1人もおらず、その人の数だけ障害が存在する。本当に大切なのは、技術の習得過程で得られる、細かな感覚や、自分の考えを表現できる体の使い方、相手の反応の拾い方、一つの問題を多面的にとらえる臨床的知識‥これらが運動療法を行なううえで最も基本となるものであると。これらを基に、深く考えて仮説を導き出し、それを証明するために自分の体を正確にコントロールして治療し、間違えていればさらに深く考えていく。これが出来れば、どのような障害を持った患者様であっても自分の知識と技術で対応できる。目の前で起こっている現象をどれだけ追求し、どれだけ正確に治療できるかが大切なんだと教えて頂きました。

本日の勉強会では運動療法の原点を見つめ直すことが出来ました。
余計なものを洗い流して頂き、自分の立ち位置を再確認させていただいた勉強会でした。

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