奈良リハをもっと知る-奈良リハよもやま話-


関節と友達になることができればいいなぁと思います。そうすればPTがもっとできるようになります。

教員 赤松です。今日は比較的穏やかな一日でした。最近は、三学年がそろっていることもあり毎日がバタバタしています。検査・測定実習についての実習前訪問に出る教員もいて人手が少なくて余計に忙しい感じです。
毎日の講義は時間割通りにされていますが、三年生の講義は隙間が多く余裕がありそうですが、実際には研究や国試対策等で予定がすぐに埋まっていきます。うっかり何か別な予定を入れているとエライ目にあうかもしれません。


どの教員も研究でも国試対策でも担当が決まっているのでのんびりできるような時間はありません。出張の合間に研究の相談を受けたり、面談をやったりしています。学生も先生を捜して館内をウロウロすることになります。できるだけ所在をはっきりとさせておかなければなりません。
今年の三年生のスケジュールは盛りだくさんです。国家試験対策、卒業研究、実習対策、就職試験対策などいっぱいあります。それらの進めていくにはまずは企画が必要です。まずはこちらがいろいろと考えていくことが必要です。

午後からは運営会議でした。今年度の入学生を確保することはいつも話題になります。子供の数が減り、大学の養成校が増えている状況を考えれば厳しい時代だと言えます。PTとしての魅力がどこにあるのかを明確にしなければ、PTになろうとする人が減ります。当然受験者数は少なくなります。しかし、入学定員を確保するために学校に入りやすくすると入学後にしんどい状況を作ることになります。バランスをどのあたりでとるのかが難しいところです。解決策を模索しながら進めています。

会議が終わってからは阪中病院に用事がありましたので1時間半ほどは学校を離れていました。

学校に戻ってからはしばらく実習前訪問の日程調整をしました。7カ所を訪問しますが、なんとか予定が組めました。よかったです。他の教員も予定を入れています。今週から来週にかけては実習前訪問で教員が不在の時が増えます。いよいよの感があります。二年生は放課後に定期的に練習会をやっています。実習に臨む前に自分の状態を少しでも上げておこうとおもってのことだと思います。やってもやっても満足のできる感じはないと思いますが、こういう日々の繰り返していることがいざというときに発揮できる実力になります。

20時前より教員の実技練習会です。今日は体幹の関節で肋椎関節をやりました。この部位は触診が命です。指先に力を入れずにいかに肋椎関節を触れることができるかです。どうしても指に力が入ってしまいます。感覚的にはなかなかつかみにくいことです。言われただけではたぶん分からないと思います。近道はありませんから、自分の感覚を鍛えていくことが必要です。
直接、肋椎関節に指が届くことはありません。そのように感じるだけです。これはどの関節であっても同じです。関節を直接触れることができる部位はありません。軟部組織の厚さと緊張次第です。厚さは確かに影響はあります。深いところに関節があれば触れにくいです。そして、緊張状態です。関節周囲の軟部組織の緊張が高ければ触知が困難になります。これは触り方で変わります。相手が最大リラックスできるように条件をそろえます。指先に力を入れないということはその前提条件になります。しかし、それ以外にもたくさんあります。それは部分的なことをそろえればできるようになるのではなく、継続した努力の結果、全体が協調した動きをできるようになった初めてなし得ることです。簡単なことではありませんが、いつかはできるようになります。
AKA-Hは関節を動かす技術ですが、こちらの意図通りに動かせるようになるには時間がかかります。昔、誰かが言っていました。
「関節は友達!」
漫画で『キャプテン翼』というのがありますが、その主人公が「ボールは友達!」というセリフがあったのを思い出します。
教員での練習会も回を追うごとに、精密さが増しています。一年前の状況と比べれば雲泥の差です。これでよいということはいつになってもありませんが、徐々に向上しているのは事実です。手の使い方、体の使い方…。いろいろな部位を繰り返し練習することで自分自身の体の使い方を覚えていきます。意識してやっている間は、緊張がとれません。リラックスするためには無意識下でできる必要があります。最初は意識して、次第に無意識でやれるようになっていきます。これのレベルに来ると技術の上達はほとんど感じることができません。おそらく長いスパンで見ないと変化は分かりにくいと思います。それを我慢して続けることができるかが勝負です。

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