奈良リハをもっと知る-奈良リハよもやま話-


人の体を動かして笑かすことができますか?私はできます。

教員 赤松です。今日は一日、講義です。まずは阪中リハで特別講義です。これが二回目となります。内容はAKA-Hです。今日は下肢の副運動技術と構成運動技術です。前回の講義についての感想メールの内容を反映させています。デモをちょっと工夫しました。
構成運動などは動かすときの軽さに学生はビックリして、笑っていました。どうも私に動かされると笑けるみたいです。
どこが違うのかとしきりに首をひねっていましたが、理由が分からないようです。何か一つのことが原因というわけではありません。しかし、学生にとっては何がどうなっているのかさっぱりと分からない現象なんだと思います。と言う私も分かりませんけど…。

一年生の講義で運動療法学Ⅱが初回でした。今日から始まります。外来講師一人と私の二人で講義をやりました。今日は大阪掖済会病院から来ていただきました。
今日の講義内容は上肢の他動運動です。肩関節屈曲・伸展からスタートです。なにぶんにもまだ専門用語はあまり使えません。解剖学用語についても同様です。講義で習ったからと言って、知っているとは限りません。できるだけ簡単な言葉で分かりやすく言い換えます。
今回は、始めて外来講師の先生に一部分のデモをお願いしました。台本を元にして前日までいろいろと考えていただきました。デモをお願いした当初はちょっと引き気味な感じでしたが、結果的には立派に勤め上げてもらいました。よかったです。実際に指導についても、丁寧に学生にしてもらったので学生からは好評でした。
この講義でも学生は笑けていました。なぜそんなに違うのだろうかと何回も質問を受けました。これだという答えはありません。いろいろな理由をあげますが、どれも必要な答えです。そして、ほとんど無意識で行っています。一つ一つ考えながら実施することはありません。技術は無意識でできるようになって初めて入り口に立ったと言えます。
他動運動では様々な注意点を講義中に言いました。立ち方、立ち位置、握り方、動かし方…。非常に多くのことになっています。これらを全部同時に意識することは不可能です。しかし、最終的には無意識になるわけです。それまでのは非常に多くの時間を費やすことになります。
注意点の一つに連合回旋のことを入れてあります。これは骨運動学で取り扱われるものです。骨運動にともなって起こる骨の回旋運動を言います。不随意のものです。肩関節屈曲には内旋、外転には外旋、第2MP関節屈曲には外旋などです。私が学生の頃にはこの回旋運動を術者のコントロールで行うことを言われていましたが、今はもうそんなことはありません。この回旋運動を阻害しないように操作することが必要だと言われています。実際にやってみると分かります。うまく動かせたときは関節運動は軽く起こっています。反対に重かったり、抵抗が感じられるときは、動きがスムーズになっていない時です。この差が上手下手につながっています。学生が笑けるのはこの違いを明確に感じるからです。
二コマが終わり、後片付けをして講義は終わりです。

今日は所用のため、講義が終わったらすぐに帰りました。と言いたいところですが、トラブル発生で1時間くらい学校を出るのが遅くなりました。早く出ようと段取りしていた時に限って、こんな風ないろいろなことが起こります。

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