☆清掃ハイキング実施☆
10月25日(土)1年生行事の清掃ハイキングとして矢田丘陵に出かけました。近鉄萩の台駅から新興住宅街を抜け、森の中に入っていくと、『自然の恵み』がたくさん見つかりました。足元にはじゅうたんを敷き詰めたような大量の「どんぐり」が落ちていたり、「アケビ」、「柿」、「ミツバ」、「きのこ」、「じねんじょ」「ザリガニ」、「サワガニ」などが見つかりました。ここは野鳥をはじめ森の小動物にとって大変居心地のよい場所だなぁと感じました。
もちろん人間にとっても緑がたくさんあると、空気が澄んでいて気分が良く、森の中にいるとリラクゼーションの効果があり、心が癒されます。
でも、それだけではありません。植物は「光合成」によって、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を吸収し、我々が生きてゆくのに必要な酸素を供給してくれます。空気だけでなく、水もそうです。森林は「緑のダム」と呼ばれます。山に降った雨水は、森林の作ったふかふかの土にしみ込んでいって、蓄えられ、ゆっくりと土の中を流れて地下水となり、時間をかけながら川へと流れてゆきます。豊かな森林を抱えた山では、雨が降っても、川はすぐには増水しませんし、水も濁りません。たとえ大雨になっても森が水を蓄え、根が土を守りますから、洪水もおきにくいのです。そして、日照りが続いても、水がゆっくりと流れるので、川は簡単には渇水しません。
森から流れ出た水は、ミネラルを豊富にふくみ栄養分がいっぱいです。水道水よりはるかに美味しいです。森の水により、微生物が繁殖し、昆虫が増え、それが鳥や魚の餌となります。森の水は川となって田畑を潤し、海へと流れてゆきます、鉄分を多く含む森からの水は、おいしい海苔やワカメなどの海産物を育てます。そして、プランクトンを繁殖させ、たくさんの魚を育てるための餌となります。このように自然界は生態系の循環により、すべての生き物がつながりあっています。私達人間は、森によって生かされているのです。だから「自然」に感謝するんです。
こんなことを考えながら歩いていると、少し道に迷いましたが午前11時頃、何とか「遊びの森」に到着しました。昼食をとった後、散策にでかけたり野球に興じたり各自出発まで自由に過ごしました。
12時30分になって、いよいよ清掃活動に出発しました。場所は「日本の道100選」に選ばれた「暗越奈良街道(くらがりごえならかいどう)」の榁ノ木峠付近です。かつて唐や朝鮮の外国使節団が通り、庶民の初瀬観音詣りや伊勢詣りの往還として賑わったといわれる歴史ある街道が、悲鳴を上げていました。道の両側のいたる所にジュースの空き缶、ペットボトルを始め多種多様のごみが不法投棄されていました。学生諸君は「何でこんなに捨てるんや!」と怒りをあらわにしていました。
狭い街道ながらも車がよく通るなか、腕が痛くなるほどの大量のゴミを一生懸命拾い、南生駒駅まで運んでくれました。本日の収穫は、缶8.5k、ペットボトル4.3k、ビン4.5k、その他不燃ごみ43.1k合計60.4kでした。私自身、学生諸君がここまで熱心にやってくれるとは思いませんでしたので、『自然の恵み』もさることながら彼らの熱意には感動しました。彼らも全身くたくたになりながらも、どことなく満足げでした。今日の体験によって彼らが医療人として更なる成長を遂げることを願って乾杯!
