出張先にて
教員日高です。
先日、出張に出たとき私はバスに乗っていました。私は座席に座っていたのですが、ほぼ満席の状態でした。私が降りるバス停の1つ手前のバス停に停まりました。そのバス停から数人バスに乗り込んできました。昼間であったため、年配の方が多かったように思います。たまたま、私と目が合った小柄なおばあさんが私の方へ進んで来られたので、私はそのおばあさんに「どうぞ座ってください」と声をかけました。おばあさんは、素敵な笑顔で「ありがとう」といって、腰をおろしました。私はおばあさんの斜め前に立ち、バスの進行方向を向いていました。バスが走り出したところで、おばあさんは、立っている私のコートの裾を引っ張り、何度も「ありがとう、ありがとう」と私に笑顔を向けてくれました。私は次の駅で降りるつもりで、それも伝えたのですが、おばあさんはずっと感謝の気持ちを表してくれました。私も純粋にすごく嬉しく感じました。そして、私が降りる駅に着いたとき、おばあさんは「さようなら」と私に声をかけてくれました。私も「さようなら」と挨拶をしてバスを降りました。久々に、心温まる感触を得ました。久々に・・・少し引っ掛かりました。知らないおばあさんとのやり取りということだったのかもしれませんが、こういうことは、自分のコミュニケーション次第でもっとたくさんあるはずではないかと思いました。人とメールでやり取りをすることが多くなった今、感謝の気持ちを声に出して伝えることが、自分自身にも減ってきているように感じます。その日は、自分の声で相手に感謝の気持ちを伝えることの大切さを考えることができた日でした。
