Orthopaedic Neurology: A Diagnostic Guide to Neurologic Levels
教員 赤松です。今回は、「Orthopaedic Neurology: A Diagnostic Guide to Neurologic Levels」を紹介します。日本語版もあり、「整形外科医のための手術解剖学図説」というタイトルです。著者はStanley Hoppenfeldです。この方は「図解 四肢と脊椎の診かた」という本の著者でもあります。これは日本語版のタイトルですけど…。原著は「Physical Examination of the Spine and Extremities」です。たぶん緑色の表紙の本を見たことのある人も多いと思います。他には「Treatment & Rehabilitation of Fractures」、「Surgical Exposures in Orthopaedics: The Anatomic Approach」という本もあります。この人の本はイラストが大変分かりやすいです。確か整形外科医だったと思いますが、書籍に使われている絵はこの人が描いています。イラストの下に小さくhoppenfeldのサインが入っています。
この本は髄節レベルごとにイラストで腱反射、キーマッスル、感覚障害領域を載せてあります。ビジュアル的に理解しやすいようにできています。脊髄損傷では常にこの本に書かれているイラストを頭に浮かべながら評価することになります。
学生の頃、教科書として「図解 四肢と脊椎の診かた」を使っていました。その頃は触診としての本はこれくらいしかありませんでした。最近はいろいろと触診関係の本も出てきましたが、古典的名著だと思います。最近の本は写真を載せているものが多いです。イラストだと手間もかかるし、現実にイラストが上手な人を探さないといけません。私も講義資料などを作成する時にいつも「もう少し絵心があったらなぁ…」と思うことがしきりです。けっきょく断念して、いろいろな書籍にあたり参考になるものを探すことになります。
正直、触診をする際の内容としては不足してきた感は否めません。しかし、この本に他の書籍に載っていることを足していけばいいと思います。カイロプラクティックやマッサージ関係の本にも触診のことは掲載されています。人の体を触る職業はいっぱいありますから、特に不思議な感じはありません。触診はすべての基本になるということだと思います。そして、触診の基本は解剖学、運動学にあります。そっちの勉強も必要です。
