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Rehabilitation

hash.jpg教員 赤松です。今回の本は「Rehabilitation 」です。著者はG.G. Hirschberg, L. Lewis, D.&Thomasです。三好 正堂先生が翻訳されていて「リハビリテーション医学の実際―身体障害者と老人の治療技術」というタイトルで紹介されています。
この本は早期リハビリテーションの方法を明快に述べたHirschberg教授の本です。初版は1964年、実に44年前です。三好先生は1970年からこれを実践してこられています。
Hirschberg教授の言っていることで最も重要なのは、起立訓練(立ったり坐ったりを繰り返す)を早期から始めることで、発病後2~5日から行うとされています。これが「早期リハビリテーション」の要だということです。三好先生は、心臓病、血圧変動などのリスク管理を行える医師が行うべきで、意識障害が深くなく、患者さんの協力が得られるようであれば、ほぼ全例で実施しているとのことです。
 そして、階段訓練、杖歩行と進めると、麻痺が重度であっても4週以内に歩行が自立するであろう、というものです。三好先生の経験では、確かに麻痺が重度でも3~6週で歩けるようになる方がほとんどだと言っておられます。アメリカにおける脳卒中の治療期間は、急性期病院が約7日、リハビリテーション病院が4~5週で、後は自宅または施設へ退院しています。アメリカの入院日数が短いのは、単に医療費が高いためだけでなく、早期リハビリテーションにより回復が速いことが理由だと言われています。
また、早期からの立ち上がり訓練は健側強化という効果もあります。しかし、このことが行き過ぎてミリオンスタンディングというようなことがされています。回数が少なくては、効果は出ませんが、多すぎてはオーバーワークになります。日本の風土もあって、やればやるほどよいということがまことしやかに言われ、理学療法士も患者さんも一緒に頑張るという姿が好まれていたからだと思います。運動を治療目的に使用するのであれば、その人にあうように管理する必要があります。そのことを忘れて運動を指導するだけでは治療者とは言えないのではないかと思います。

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