義肢装具学 ~工場見学編~|各専門職との上手な関わり方(チーム医療)
教員の桶田です。8月4日に義肢装具学(義肢学)の講義の一環として、2年生とともに川村義肢株式会社(本社)の工場見学に行ってきました。
工場見学では、実際のオーダーから製作過程、それに携わる義肢装具士たちの思いなどを知ることができます。その他にも装具・車椅子、特殊な義肢等を見学したり、ショールームでは多種多様な車椅子の試乗や福祉機器など、さまざまな体験をすることができます。
今回は、理学療法士を目指す学生たちの見学(学び)の目的を大きく2つご紹介します。
- 1.「義肢(義足など)の製作過程」を知ること
義足は、使用する人の切断した部位(以下断端)に少しの隙間もなくピッタリと密着させること(以下適合)が必要です。
しかし断端は腫れやすく、萎縮もしやすく、周径が簡単に変わりやすく、断端に適合させるのは非常に難しいです。そして適合が悪くなると義足の装着練習の際には不具合が生じます。
そんな時に義肢装具士に情報を提供するのが理学療法士の役目です。
製作場面を知っているか知らないかでは、義肢装具士への相談の仕方も変わってきます。義肢装具士さんの苦労を知ることで、将来学生たちが少しでも上手な関わり方が出来ればと思っています。
講義でも説明をしていますが、実際にリアルタイムで見て、感じ、そして説明を受けることで、印象が強く心に残ると思います。
- 2.「最新の義足の部品」に触れること
義足の部品開発は日進月歩です。
学内にも多数部品があり、最新のものも資料では説明していますが、実際に手に取り、仕組みを体験するのとでは大きな差が出てしまいます。
理学療法士は義肢の部品を直接処方することはありませんが、使用する方の能力を良く知る理学療法士には意見を求められることが多くあります。適切な情報提供が出来るように最新の部品を知っておくことが大切です。
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今回の見学会は、大成功であったと思います。
居残りをしてまで、後期から始まる義肢装具学(装具学)の予習見学をする学生もいるほどでした。彼らの真剣なまなざしを見て、来年も必ず見学に行かせていただこうと確信しました。
医療現場では、医師、看護師、作業療法士など医療スタッフが連携しながら進める「チーム医療」が主流です。各専門職と的確な情報交換を行うためにも知識や経験をともに広めていきましょう
末筆ながら、施設見学をさせていただきありがとうございました。
※川村義肢株式会社は、義手や義肢・装具業界のトップ企業です。
